今回「消費者インサイト研究所」では、CODE(コード)を活用したバーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「ボールペンの購入に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、JICFSの「ボールペン」カテゴリに含まれる商品を3/16~23の8日間に自然購入した319人の一般消費者で、「人気ランキング」の集計はもちろんのこと、購入直後に購入時の記憶が鮮明な状態で「購入するボールペンを選ぶ際に重視しているところ」や「メーカーに対するご意見・ご要望」などの質問にも回答してもらっています。
今回も、消費者の購買行動の奥底にある本音(消費者インサイト)を知る上で役に立つ情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
今回のアンケート回答者が購入したボールペンをメーカー別・シリーズ別で集計したところ、その人気ランキングは以下のようになりました。
○メーカー別ランキング(n=319)
メーカー名 |
購入者数 | |
1位 | ゼブラ | 108人 |
2位 | 三菱鉛筆 | 87人 |
3位 | パイロットコーポレーション | 82人 |
4位 | エフスタイル | 12人 |
5位 | ぺんてる | 10人 |
6位 | 日本パール加工 | 4人 |
7位 | プラチナ万年筆 | 3人 |
8位 | 元林 | 2人 |
― | その他のメーカー(メーカー不明含む) | 11人 |
メーカー別では、「ゼブラ」が319人中108人に購入されて1位となりました。次いで2位には「三菱鉛筆」(87人)、3位には「パイロットコーポレーション」(82人)がそれぞれランクインしており、これら上位3社で購入者全体の85%以上を占めていました。
○シリーズ別ランキングベスト10(n=319)
シリーズ名 | メーカー |
購入者数 | |
1位 | サラサ | ゼブラ |
53人 |
2位 | フリクション | パイロットコーポレーション | 49人 |
3位 | ブレン | ゼブラ | 44人 |
4位 | ジェットストリーム | 三菱鉛筆 | 43人 |
5位 | ハイテックコレト | パイロットコーポレーション | 17人 |
6位 | シグノ | 三菱鉛筆 | 10人 |
7位 | UMR109 | エフスタイル | 9人 |
8位 | ジュース | パイロットコーポレーション | 5人 |
9位 | クルトガ | 三菱鉛筆 | 4人 |
9位 | SXR−80−05 | 三菱鉛筆 | 4人 |
9位 | SXR−80−38 | 三菱鉛筆 | 4人 |
― | その他のシリーズ(シリーズ名不明含む) | ― | 77人 |
シリーズ別では、ゼブラの「サラサ」が319人中53人に購入されて1位となりました。購入者の人数でいうと4位の「ジェットストリーム」までが全体の1割以上の方に購入されていて特に多かったため、現在の日本のボールペン市場ではこれら4シリーズが特に人気となっているようです。
Q5. あなたは購入するボールペンを選ぶ際にどんなところを重視していますか?当てはまるものを全て選択してください n=319(複数回答)
ボールの太さ(0.5ミリ、0.7ミリなど) | 175人 | 54.9% |
握りやすさ | 141人 | 44.2% |
ノック式であること | 93人 | 29.2% |
インクが垂れにくいこと | 90人 | 28.2% |
替え芯(リフィル)があること | 88人 | 27.6% |
価格の安さ | 85人 | 26.6% |
ペンの太さ | 80人 | 25.1% |
デザイン | 77人 | 24.1% |
ペンの材質 | 47人 | 14.7% |
メーカー・ブランド | 42人 | 13.2% |
ペンの直径 | 30人 | 9.4% |
油性であること | 28人 | 8.8% |
1本で複数の色が書けること | 26人 | 8.2% |
国産であること | 23人 | 7.2% |
好きなキャラクターがデザインされていること | 20人 | 6.3% |
商品名 | 12人 | 3.8% |
水性であること | 11人 | 3.4% |
高級感 | 11人 | 3.4% |
新商品であること | 10人 | 3.1% |
キャップ式であること | 9人 | 2.8% |
ネットの評価 | 8人 | 2.5% |
セットで売られていること(4本セットなど) | 3人 | 0.9% |
他にも重視しているポイントがある | 44人 | 13.8% |
購入するボールペンを選ぶ際に重視しているところについては、「ボールの太さ(0.5ミリ、0.7ミリなど)」が54.9%と最も多くなりました。他にも「握りやすさ」(44.2%)など5つの選択肢が「価格の安さ」(26.6%)よりも多くの方に選択されていたため、この結果から、日本のボールペン消費者には価格以上に機能性を重視している方が多いといえそうです。
ちなみに「メーカー・ブランド」は全体の13.2%の方に選択されていたのですが、こちらを選択した42人に最も購入されていたメーカーは「ゼブラ」(15/42人)でした。
○「他にも重視しているポイントがある」を選択した方の具体的なコメント(一部)
日本の消費者は、市販のボールペンに対して普段どんなことを思っているのでしょうか? 最後に、アンケート回答者の方たちから戴いた「市販のボールペンに対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントの一部をご紹介します。
○好意的なコメント
○やや厳しいコメント
○メーカーへの意見・要望
○その他のコメント
上記のコメントついては、いずれも調査期間中にボールペンを実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「市販のボールペンに対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のダウンロードフォームからローデータをダウンロードしてみてください。
今回の調査では、ボールペン消費者の「消費者インサイト」を発掘するために以下のような質問もしています。
Q1. あなたのご自宅にボールペンは何本ありますか?最も近いものを選んでください(インクが出なくなったものも含む)
Q2. この商品を購入した理由として当てはまるものを全て選択してください
Q4. あなたは「ボールペン1本」にいくらまでなら払えますか?最も近いものを選んでください
上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりローデータをダウンロードしてみてください。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせくださいき。
日々、CODEでは登録会員数約145万人超(2020年3月末現在)の購買データをシングルソースで収集しております。
<調査概要>
・調査期間:2020/3/16(月)~2020/3/23(月)
・エリア :全国
・対象者 :10~70代の男女
・有効回答サンプル数:319サンプル
・調査手法:バーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)