突然ですがホワイトデーの市場規模はどれくらいあると思いますか?実は2014年度のバレンタインデーの市場規模が約1000億円だったのに対し、ホワイトデーは約730億円と、バレンタインデーとそれほど変わらないほどの規模があるのです。
ホワイトデーは女性からお菓子を貰った男性だけがその返礼をするという、食に関するイベントのなかでも少し珍しいものとなっていますが、ホワイトデーにお返しをする男性は一体どのような商品を購入しているのでしょうか?自然購入者への最速アンケート(CODE(コード))を使って、独身男性、既婚男性それぞれを対象にアンケートを実施しました。
今回は独身男性の回答から分かった結果を、詳細なデータとともにお伝えします。
Q1.あなたは本命にお菓子を渡すのですか、それとも義理で渡すのですか? ※両方渡す場合は本命を選択してください n=118(単数回答)
1位 | 義理 | 97人 |
2位 | 本命 | 21人 |
ホワイトデーにお菓子を渡す相手については、8割以上の方が「義理でお菓子を渡す」と回答しました。ホワイトデーはバレンタインデーにお菓子を貰った男性だけが行動を起こすイベントであるため、義理で渡す人が多いのは当然だといえるでしょう。
しかし裏を返せば、約2割の男性が本命の女性にお菓子を貰ってそのお返しをしていることになります。「本命」と答えた方にとってホワイトデーは、好きな人にアピールする大チャンスの日でもあるのです。
Q2.お菓子の値段を教えてください! n=118(単数回答)
~400円未満 | 74人 |
400円以上~800円未満 | 13人 |
800円以上~1200円未満 | 20人 |
1200円以上~1600円未満 | 4人 |
1600円以上~2000円未満 | 2人 |
2000円以上~2400円未満 | 0人 |
2400円以上~2800円未満 | 1人 |
2800円以上~3200円未満 | 1人 |
3200円以上~3600円未満 | 0人 |
3600円以上~4000円未満 | 1人 |
4400円以上~4800円未満 | 0人 |
4800円以上~5200円未満 | 2人 |
5200円以上~5600円未満 | 0人 |
5600円以上~6000円未満 | 0人 |
6000円以上~ | 0人 |
ホワイトデー用に購入したお菓子の値段については、6割以上の独身男性が「400円未満」の安価なお菓子を購入したと回答しました。しかし、これをQ1で「本命」と回答した人と「義理」と回答した人に分けてみると、そのほとんど(74人中70人)が「義理で渡す」と回答した人で構成されているのです。購入したお菓子の平均金額は「本命に渡す」と回答した方のほうが高く、そのなかには最も高い「4800円以上~5200円未満」と回答した2名も含まれていました。
ホワイトデーに高級なお菓子を売るのであれば、ターゲットを「本命狙い」の男性に絞って販売したほうが良いかもしれませんね。
Q3.お返しするお菓子は以下のうちどれですか? n=118(単数回答)
1位 | チョコレート | 54人 |
2位 | その他 | 33人 |
3位 | クッキー | 14人 |
4位 | ケーキ | 5人 |
5位 | マシュマロ | 2人 |
5位 | ドーナッツ | 2人 |
5位 | ワッフル | 2人 |
5位 | キャンディー | 2人 |
5位 | マドレーヌ | 2人 |
6位 | マカロン | 1人 |
6位 | キャラメル | 1人 |
7位 | ブラウニー | 0人 |
7位 | マフィン | 0人 |
ホワイトデーにお返しするお菓子の種類については、半数の方が「チョコレート」と回答しました。ひと昔前までホワイトデーでお返しするお菓子はキャンディーが主流でしたが、本調査でキャンディーを渡すと答えた方はわずか2人しかいませんでした。
ちなみに「その他」と回答した方が購入した商品のほとんどは市販のお菓子で、そのなかにはチップス系のお菓子やせんべい、ポップコーンといった「甘くないお菓子」も含まれていました。
回答者の方たちに、実際に購入したお菓子の写真を撮影してもらいました!
一口にチョコレートと言っても、コンビニ・スーパーで買える安価なものからブランドものまでさまざまです。
チョコレート以外のお菓子にはこのようなものが。
なかには「甘くないお菓子」を購入した方も。
最後にアンケートに回答頂いた独身男性の方たちに、購入したお菓子を選んだ理由について訊いてみました!
このように選んだ理由は人それぞれですが、上記の回答は大きく「自分が買いたいものを買った」グループと「相手が好き(そう)なものを買った」グループの2つに分けられます。いずれにしても普段から親しまれている定番のお菓子が購入されることが多いようなので、仮にホワイトデー用の新商品を発売したとしても高い効果は望めないかもしれません。
「ホワイトデーにお菓子を買うのは男性である」という大前提を踏まえた上で、どのような商品が売れそうなのか考えてみるようにしてみましょう。
詳細なデータを見たい方は下記からダウンロードを!
<調査概要>
・調査期間:3月12日(日)~3月13日(月)
・エリア :全国
・対象者 :20~50歳代の独身男性
・有効回答サンプル数:118サンプル
・調査手法:自然購入者への最速アンケート(CODE(コード))