今回「消費者インサイト研究所」では、CODE(コード)を活用した秒速リサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「レギュラーコーヒーの購入に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、JICFSの「レギュラーコーヒー」カテゴリに含まれる商品を10/18~20の3日間に自然購入した314人の一般消費者で、「人気ランキング」の集計はもちろんのこと、購入直後に購入時の記憶が鮮明な状態で「購入するレギュラーコーヒーを選ぶ際に重視しているところ」や「メーカーに対するご意見・ご要望」などの質問にも回答してもらっています。
今回も、消費者の購買行動の奥底にある本音(消費者インサイト)を知る上で役に立つ情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
今回のアンケート回答者が購入したレギュラーコーヒーをメーカー別・ブランド別で集計したところ、その人気ランキングは以下のようになりました。
○メーカー別ランキングベスト10(n=314)
メーカー名 |
購入者数 | |
1位 | UCC上島珈琲 | 99人 |
2位 | 味の素AGF | 43人 |
3位 | キーコーヒー | 42人 |
4位 | 神戸物産 | 17人 |
5位 | ネスレ日本 | 16人 |
6位 | 小川珈琲 | 10人 |
7位 | ドトール | 9人 |
7位 | 国太楼 | 9人 |
7位 | 片岡物産 | 9人 |
10位 | 藤田珈琲 | 8人 |
― | その他のメーカー | 52人 |
メーカー別では、「UCC上島珈琲」が314人中99人に購入されて1位となりました。次いで2位には「味の素AGF」(43人)、3位には「キーコーヒー」(42人)がそれぞれランクインしており、これら上位3社で購入者全体の半数以上を占めていました。
○ブランド別ランキングベスト10(n=314)
ブランド名 | メーカー |
購入者数 | |
1位 | 職人の珈琲 | UCC上島珈琲 | 65人 |
2位 | グランドテイスト | キーコーヒー | 35人 |
3位 | マキシム | 味の素AGF | 34人 |
4位 | UCCゴールドスペシャル | UCC上島珈琲 | 21人 |
5位 | ネスカフェ | ネスレ日本 | 14人 |
6位 | ドリップパック | ドトール | 9人 |
7位 | ブレンディ | 味の素AGF | 8人 |
8位 | ラグジュアリッチモカブレンド | 神戸物産 | 6人 |
8位 | モンカフェ | 片岡物産 | 6人 |
8位 | MJB | 共栄フーズ | 6人 |
― | その他のブランド | ― | 110人 |
ブランド別では、UCC上島珈琲の「職人の珈琲」が314人中65人に購入されて1位となりました。UCC上島珈琲のブランドは他にも4位に「UCCゴールドスペシャル」が21人に購入されてランクインしており、これら2ブランドだけで購入者全体の3割近くを占めています。
Q6. あなたは購入するレギュラーコーヒーを選ぶ際にどんなところを重視していますか?当てはまるものを全て選択してください n=314(複数回答)
価格の安さ | 148人 | 47.1% |
香り | 144人 | 45.9% |
メーカー・ブランド | 88人 | 28.0% |
苦味 | 85人 | 27.1% |
内容量 | 67人 | 21.3% |
粉で売られていること | 65人 | 20.7% |
豆の種類 | 59人 | 18.8% |
酸味 | 56人 | 17.8% |
ドリップコーヒー(カップオンタイプ)であること | 43人 | 13.7% |
深煎りであること | 41人 | 13.1% |
ドリップコーヒー(フックタイプ)であること | 34人 | 10.8% |
商品名 | 26人 | 8.3% |
高級感 | 25人 | 8.0% |
生産国 | 24人 | 7.6% |
豆の産地 | 24人 | 7.6% |
賞味期限・消費期限 | 22人 | 7.0% |
小袋タイプであること | 18人 | 5.7% |
国産であること | 16人 | 5.1% |
豆で売られていること | 15人 | 4.8% |
パッケージデザイン | 15人 | 4.8% |
オリジナリティ | 14人 | 4.5% |
細挽きであること | 11人 | 3.5% |
希少価値(限定品など) | 7人 | 2.2% |
浅煎りであること | 6人 | 1.9% |
粗挽きであること | 5人 | 1.6% |
カロリー数 | 4人 | 1.3% |
アレルギー表示 | 3人 | 1.0% |
他にも重視しているポイントがある | 5人 | 1.6% |
購入するレギュラーコーヒーを選ぶ際に重視しているところについては、「価格の安さ」が47.1%と最も多くなりました。次いで「香り」(45.9%)が2番目に多くの方に選択されていたのですが、「価格の安さ」と「香り」はほぼ同じ人数の方に選択されていたため、どうやら日本のレギュラーコーヒー消費者にとって、これら2点は同じくらい重視されているようです。
○「他にも重視しているポイントがある」を選択した方の具体的なコメント(一部)
日本の消費者は、市販のレギュラーコーヒーに対して普段どんなことを思っているのでしょうか? 最後に、アンケート回答者の方たちから戴いた「市販のレギュラーコーヒーに対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントの一部をご紹介します。
○好意的なコメント
○やや厳しいコメント
○メーカーへの意見・要望
○その他のコメント
上記のコメントついては、いずれも調査期間中にレギュラーコーヒーを実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「市販のレギュラーコーヒーに対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のダウンロードフォームからローデータをダウンロードしてみてください。
今回の調査では、レギュラーコーヒー消費者の「消費者インサイト」を発掘するために以下のような質問もしています。
Q1. 普段どれくらいの頻度でコーヒーを飲んでいますか?
Q2. 数あるレギュラーコーヒーのなかからこの商品を購入した理由として当てはまるものを全て選択してください
Q4. 以下のコーヒーの種類のなかから、あなたが好きなものを全て選択してください
上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりローデータをダウンロードしてみてください。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせください。
日々、CODEでは登録会員数240万人超(2021年8月末時点)の購買データをシングルソースで収集しております。
また、CODEで取得した消費者の購買データや評価&口コミデータを閲覧・分析・活用できるBIツール「CODE for Business」を企業向けにご提供しております。
<調査概要>
・調査期間:2021/10/18(月)~10/20(水)
・エリア :全国
・対象者 :10~70代の男女
・有効回答サンプル数:314サンプル
・調査手法:秒速リサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)