今回「消費者インサイト研究所」では、CODE(コード)を活用したバーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「ウイスキーの購入に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、JICFSの「ウイスキー」カテゴリに含まれる商品を10/8~17の10日間に自然購入した316人の一般消費者で、「人気ランキング」の集計はもちろんのこと、購入直後に購入時の記憶が鮮明な状態で「購入するウイスキーを選ぶ際に重視しているところ」や「メーカーに対するご意見・ご要望」などの質問にも回答してもらっています。
今回も、消費者の購買行動の奥底にある本音(消費者インサイト)を知る上で役に立つ情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
今回のアンケート回答者が購入したウイスキーをメーカー別・ブランド別で集計したところ、その人気ランキングは以下のようになりました。
○メーカー別ランキングベスト10(n=316)
メーカー名 |
購入者数 | |
1位 | サントリー | 203人 |
2位 | ニッカウヰスキー | 53人 |
3位 | キリン | 21人 |
4位 | 宝酒造 | 12人 |
5位 | バカルディジャパン | 5人 |
6位 | アサヒ | 4人 |
6位 | ペルノ・リカール・ジャパン | 4人 |
6位 | 富永貿易 | 4人 |
9位 | 本坊酒造 | 2人 |
9位 | 南アルプスワインアンドビバレッジ | 2人 |
― | その他のメーカー(メーカー不明含む) | 6人 |
メーカー別では、「サントリー」が316人中203人の方に購入されて1位となりました。次いで2位には「ニッカウヰスキー」が53人の方に購入されてランクインしていたのですが、その購入者数には「サントリー」と約4倍の差がありました。
○ブランド別ランキングベスト10(n=316)
ブランド名 | メーカー |
購入者数 | |
1位 | トリス | サントリー | 64人 |
2位 | ブラックニッカ | ニッカウヰスキー | 51人 |
3位 | 角瓶 | サントリー | 47人 |
4位 | 角ハイボール | サントリー | 44人 |
5位 | ホワイトホース | キリン | 15人 |
6位 | ジムビーム | サントリー | 13人 |
7位 | キングウイスキー | 宝酒造 | 12人 |
8位 | バランタイン | サントリー | 9人 |
9位 | 特撰白角水割 | サントリー | 5人 |
10位 | オールド | サントリー | 4人 |
10位 | ティーチャーズ | サントリー | 4人 |
10位 | ジョニーウォーカー | キリン | 4人 |
10位 | 甲州韮崎 | 富永貿易 | 4人 |
― | その他のブランド | ― | 40人 |
ブランド別では、サントリーの「トリス」が316人中64人の方に購入されて1位となりました。サントリーのブランドは、他にも3位にランクインした「角瓶」(47人)など計8ブランドがベスト10以内にランクインしており、日本のウイスキー市場において、いかに同社の商品が人気かということが分かる結果となっています。
Q4. あなたは購入するウイスキーを選ぶ際にどんなところを重視していますか?当てはまるものを全て選択してください n=316(複数回答)
価格の安さ | 158人 | 50.0% |
メーカー・ブランド | 148人 | 46.8% |
内容量(大きさ) | 59人 | 18.7% |
アルコール度数 | 50人 | 15.8% |
商品名 | 45人 | 14.2% |
辛口であること | 39人 | 12.3% |
国産であること | 37人 | 11.7% |
ラベルのデザイン | 33人 | 10.4% |
産地 | 20人 | 6.3% |
ボトルの形 | 18人 | 5.7% |
高級感 | 17人 | 5.4% |
甘口であること | 8人 | 2.5% |
賞味期限・消費期限 | 7人 | 2.2% |
アレルギー表示 | 0人 | 0.0% |
他にも重視しているポイントがある | 39人 | 12.3% |
購入するウイスキーを選ぶ際に重視しているところについては、「価格の安さ」が50.0%と最も多くなりました。次いで2番目に多くの方に選択されていたのは「メーカー・ブランド」だったのですが、この46.8%という割合は他の食品や飲み物のカテゴリに比べるとかなり高いため、どうやらウイスキーを販売する上で、メーカーやブランド名はかなり売れ行きに左右されやすいようです。
ちなみに、「メーカー・ブランド」を選択した148人の方に最も購入されていたウイスキーのブランドは、サントリーの「トリス」(32/148人)でした。
○「他にも重視しているポイントがある」を選択した方の具体的なコメント(一部)
日本の消費者は、市販のウイスキーに対して普段どんなことを思っているのでしょうか? 最後に、アンケート回答者の方たちから戴いた「市販のウイスキーに対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントの一部をご紹介します。
○好意的なコメント
○やや厳しいコメント
○メーカーへの意見・要望
○その他のコメント
上記のコメントついては、いずれも調査期間中にウイスキーを実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「市販のウイスキーに対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のダウンロードフォームからローデータをダウンロードしてみてください。
今回の調査では、ウイスキー消費者の「消費者インサイト」を発掘するために以下のような質問もしています。
Q1. 普段どれくらいの頻度でウイスキーを飲んでいますか?
Q2. この商品を購入した理由として当てはまるものを全て選択してください
上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりローデータをダウンロードしてみてください。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせください。
日々、CODEでは登録会員数約120万人超(2019年10月末現在)の購買データをシングルソースで収集しております。
<調査概要>
・調査期間:2019/10/8(火)~2019/10/17(木)
・エリア :全国
・対象者 :20~60代の男女
・有効回答サンプル数:316サンプル
・調査手法:バーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)