今回「消費者インサイト研究所」では、CODE(コード)を活用した秒速リサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「野菜缶詰の購入に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、JICFSの「野菜缶詰」カテゴリに含まれる商品を4/19~25の7日間に自然購入した310人の一般消費者で、「人気ランキング」の集計はもちろんのこと、購入直後に購入時の記憶が鮮明な状態で「購入する野菜缶詰を選ぶ際に重視しているところ」や「メーカーに対するご意見・ご要望」などの質問にも回答してもらっています。
今回も、消費者の購買行動の奥底にある本音(消費者インサイト)を知る上で役に立つ情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
今回のアンケート回答者が購入した野菜缶詰をメーカー別・商品別で集計したところ、その人気ランキングは以下のようになりました。
○メーカー別ランキングベスト10(n=310)
メーカー名 |
購入者数 | |
1位 | 日本デルモンテ | 46人 |
2位 | いなば食品 | 40人 |
3位 | はごろもフーズ | 34人 |
4位 | キユーピー | 18人 |
4位 | 朝日 | 18人 |
6位 | 今津 | 17人 |
7位 | イオントップバリュ | 11人 |
7位 | 日欧商事 | 11人 |
9位 | 極洋 | 9人 |
10位 | コプロ | 8人 |
― | その他のメーカー | 98人 |
メーカー別では、「日本デルモンテ」が310人中46人に購入されて1位となりました。次いで2位には「いなば食品」(40人)、3位には「はごろもフーズ」(34人)がそれぞれランクインしており、これら上位3社で購入者全体のおよそ39%を占めていました。
○商品別ランキングベスト10(n=310)
商品名 | メーカー |
JANコード |
購入者数 | |
1位 | ホールコーン はじける贅沢 380g | 日本デルモンテ | 4902204423141 | 14人 |
1位 | カットトマト ピューレーづけ 400g | 朝日 | 4560132323195 | 14人 |
3位 | 完熟あらごしトマト 388g | 日本デルモンテ | 4902204436516 | 13人 |
4位 | イタリア産カットトマト 400g | 今津 | 4935550462533 | 12人 |
5位 | 食塩無添加コーン 缶 200g | いなば食品 | 4901133260261 | 11人 |
6位 | カットトマト 400g | トップバリュ | 4902121124497 | 10人 |
7位 | 食塩無添加コーン 200gX3缶 | いなば食品 | 4901133966040 | 9人 |
8位 | シャキッとコーン(T) 190g | はごろもフーズ | 4902560241533 | 7人 |
8位 | サラダクラブ 北海道コーン(ホール) | キユーピー | 4901577069505 | 7人 |
10位 | 完熟カットトマト 388g | 日本デルモンテ | 4902204436509 | 6人 |
― | その他の商品 | ― | ― | 207人 |
商品別では、日本デルモンテの「ホールコーン はじける贅沢 380g」と朝日の「カットトマト ピューレーづけ 400g」がそれぞれ14人に購入されて1位となりました。商品別のベスト10はすべてコーンもしくはトマトの缶詰商品で占められていたため、日本の野菜缶詰業界において、いかにこれらの素材を使った商品が人気かということが分かる結果となっています。
Q6. あなたは購入する野菜缶詰を選ぶ際にどんなところを重視していますか?当てはまるものを全て選択してください n=310(複数回答)
価格の安さ | 208人 | 67.1% |
缶切りが必要ないこと | 118人 | 38.1% |
生産国 | 98人 | 31.6% |
内容量 | 93人 | 30.0% |
国産であること | 67人 | 21.6% |
メーカー・ブランド | 58人 | 18.7% |
賞味期限・消費期限 | 50人 | 16.1% |
なるべく量が多いこと | 40人 | 12.9% |
なるべく賞味期限が長いこと | 34人 | 11.0% |
缶が洗いやすいこと | 24人 | 7.7% |
缶の形状 | 14人 | 4.5% |
なるべくかさばらないこと(上に重ねやすいなど) | 13人 | 4.2% |
商品名 | 12人 | 3.9% |
季節の野菜が入っていること | 8人 | 2.6% |
カロリー数 | 6人 | 1.9% |
アレルギー表示 | 4人 | 1.3% |
デザイン | 4人 | 1.3% |
高級感 | 3人 | 1.0% |
希少価値(限定品など) | 2人 | 0.6% |
他にも重視しているポイントがある | 5人 | 1.6% |
購入する野菜缶詰を選ぶ際に重視しているところについては、「価格の安さ」が67.1%と最も多くなりました。次いで「缶切りが必要ないこと」が38.1%と2番目に多くの方に選択されていたため、どうやら同じ野菜缶詰でも、缶切りを使わずに空けられる商品は購入されやすい傾向にあるようです。
○「他にも重視しているポイントがある」を選択した方の具体的なコメント(一部)
日本の消費者は、市販の野菜缶詰に対して普段どんなことを思っているのでしょうか? 最後に、アンケート回答者の方たちから戴いた「市販の野菜缶詰に対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントの一部をご紹介します。
○好意的なコメント
○やや厳しいコメント
○メーカーへの意見・要望
○その他のコメント
上記のコメントついては、いずれも調査期間中に野菜缶詰を実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「市販の野菜缶詰に対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のダウンロードフォームからローデータをダウンロードしてみてください。
今回の調査では、野菜缶詰消費者の「消費者インサイト」を発掘するために以下のような質問もしています。
Q1. 普段どれくらいの頻度で野菜缶詰を食べていますか?
Q2. 数ある野菜缶詰のなかからこの商品を購入した理由として当てはまるものを全て選択してください
Q4. 以下の野菜缶詰の種類のなかから、あなたが好きなものを全て選択してください
上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりローデータをダウンロードしてみてください。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせください。
日々、CODEでは登録会員数220万人超(2021年4月末時点)の購買データをシングルソースで収集しております。
また、CODEで取得した消費者の購買データや評価&口コミデータを閲覧・分析・活用できるBIツール「CODE for Business」を企業向けにご提供しております。
<調査概要>
・調査期間:2021/4/19(月)~4/25(日)
・エリア :全国
・対象者 :10~60代の男女
・有効回答サンプル数:310サンプル
・調査手法:秒速リサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)