「コンビニおでん」以外のおでんでは何が売れている？９月のおでんの購入に関する実態調査

CODE編集部さん2018年10月2日

「コンビニおでんは９月に最も売れている」という話は食品業界の方であればご存知ではないかと思いますが、おでんは何もコンビニのレジ横だけで売られているわけではありません。日本の消費者のなかには、「おでんの素」や「レトルトおでん」といった「コンビニおでん以外のおでん商品」を９月に購入している方も少なからずいます。では、そのなかでヒット商品と呼べるものはあるのでしょうか？　また９月に「コンビニおでん以外のおでん商品」を購入した消費者は、どのような理由でその商品を購入したのでしょうか？

そこで今回は、CODE（コード）を活用したバーコードリサーチ（確実な購買データに基づく最速アンケート）を使って、9月7日～12日の6日間に「商品名に『おでん』と付く商品（コンビニのレジ横のおでんは除く）」を自然購入したユーザーを対象に「９月のおでんの購入に関する実態調査」を実施しました。今回もここでしか見られない情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。

メーカー＆商品別ランキング

まずはメーカー別・商品別の人気ランキングについて見ていきましょう。今回のアンケート回答者が購入したおでんをメーカー別・商品別に集計したところ、その人気ランキングは以下のようになりました。

○メーカー別ランキング（n＝98）

メーカー別では「一正蒲鉾」と「イオン（グループ会社含む）」がそれぞれ14人ずつと最も多くなりました。3位以下は購入した人数にそれほど大きな差がなかったため、少なくとも９月の時点では上位２社のおでん商品が人気となっているようです。

○商品別ランキング（n＝98）

商品別では、イオンの「TOPVALU おでん 昆布だし風味」、ＣＧＣの「ＳＰ　おでん２Ｐ」、Ｓ＆Ｂの「おでんの素」がそれぞれ5人ずつと最も多くの人に購入されていました。ただし、商品別では「ヒット商品」と呼べるほど人気だったおでん商品は特に無く、どの商品も同じくらいの人数に購入されています。

毎年９月におでんを食べている人はまだまだ少ない！？

Q1. あなたは何月におでんを食べることが多いですか？当てはまるものをすべて選択してください　n＝98（複数回答）

おでんを何月に食べることが多いかについては、「12月」が68.4％と最も多くなりました。今回のアンケート回答者は全員が今年の9月におでん商品を購入しているのですが、「9月」または「年間を通して食べている」を選択していた方は98人中41人（41.8％）だったため、毎年９月におでんを食べている方は全体の4割程度ということになります。

基本的には平均気温が低い月になるほど選択していた人数が多くなる傾向にありましたが、一方で「４月」のみを選択していた方や「９月」のみを選択していた方などもいたため、なかには冬以外の季節におでんをよく食べているという方もいるようです。

「寒さ」を理由に9月におでんを購入した人は約１割！

Q2. この商品を購入した理由として当てはまるものをすべて選択してください　n＝98（複数回答）

９月におでん商品を購入した理由については、「おでんが好きだから」が35.7％と最も多くなりました。2番目に多かったのは「内容量がちょうど良かったから」（34人）だったのですが、選択した人数では「おでんが好きだから」（35人）と1人しか差がなかったため、この２項目が９月におでんを購入する最大の理由であると言えるでしょう。

「寒くて温かいものを食べたいと思ったから」については、全体の12.2％とそれほど多くの方には選択されていませんでしたが、冬の時期に同じアンケート調査を実施していたとしたら、その結果は大きく変わっていたことでしょう。

○「その他」を選択した方の具体的な内容（一部）

日本人には「手作りのおでん」が最もよく食べられている！？

Q6. 以下のおでんのなかから、あなたがよく食べているものをすべて選択してください　n＝98（複数回答）

よく食べているおでんの種類については、「手作りのおでん」が69.4％と最も多くなりました。上記の選択肢のうち、スーパーやコンビニで売られているものとしては「手作りのおでん」「コンビニのレジ横のおでん」「レトルトおでん」が該当するのですが、少なくとも今回のアンケート回答者のなかには、すぐに食べられる「コンビニのレジ横のおでん」や「レトルトおでん」を購入する方よりも、おでんの素などを購入して自分でおでんを作る方のほうが多いようです。

CODE（コード）を活用したバーコードリサーチ（確実な購買データに基づく最速アンケート）では、バーコードの付いた商品しか買い物登録ができないため、今回のアンケート回答者にコンビニのレジ横のおでんを購入した方はいないのですが、それでも「コンビニのレジ横のおでん」は全体の40.8％と「手作りのおでん」の次に多くの方に選択されていました。

「おでん」のイメージ

９月におでんを購入した消費者は、「おでん」という料理に対してどのようなイメージを持っているのでしょうか？最後にアンケート回答者の方たちから戴いた、「おでんのイメージ」についてのコメントを内容別にご紹介します。

○温かい（寒いときに食べるもの）

○冬の食べ物

○健康的

○副菜

○家庭的

○その他

上記のコメントついては、いずれも調査期間中におでん商品を実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「おでんのイメージ」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のお問い合わせフォームより当社までご連絡ください。

今回の調査では、ほかにも以下のような質問をしています。

上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記より詳細なデータをダウンロードしてみてください。

※各ユーザーの属性情報（婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど）もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせください。
日々、CODEでは登録会員数約60万人（2018年8月現在）の購買データをシングルソースで収集しております。

＜調査概要＞
・調査期間：2018年9月7日(金)～2018年9月12日(水)
・エリア ：全国
・対象者 ：10~70代の男女
・有効回答サンプル数：98サンプル
・調査手法：バーコードリサーチ（確実な購買データに基づく最速アンケート）