緊急調査！マスクの購入と新型コロナウィルス問題に関する実態調査

CODE編集部さん2020年3月31日

今回「消費者インサイト研究所」では、CODE（コード）を活用したバーコードリサーチ（確実な購買データに基づく最速アンケート）を使って、「マスクの購入と新型コロナウィルス問題に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、JICFSの「マスク」カテゴリに含まれる商品を3/16～23の8日間に自然購入した318人の一般消費者で、購入直後に購入時の記憶が鮮明な状態で「マスクを購入した理由」や「新型コロナウィルス問題に対する考え」といった質問に回答してもらっています。

今回の記事は、マスク購入者の購買行動の奥底にある本音（消費者インサイト）を知る上で役に立つ情報が満載となっていますので、メーカーや開発者はもちろんのこと、それ以外の方もぜひ最後まで目を通してみてください。

マスクを購入した場所

現在、日本国内ではマスクの品薄状態が続いていますが、今回のアンケート回答者はどこでマスクを購入したのでしょうか？　購入データの「チャネル」を確認したところ、以下のような結果になりました。

○マスクを購入した場所（n＝318）

最もマスクが購入されていた場所は「薬局・ドラッグストア」で、全体のおよそ半数にあたる154人に購入されていました。次いで「コンビニ」（70人）、「スーパー」（42人）の順番で多く購入されていたのですが、今回のアンケートに関するデータは3/16～23の8日間で集めることが出来たため、マスクの品薄状態が続いているとはいっても、売られている所には売られているようです。

「新型コロナウィルス対策のため」にマスクを購入したのは約7割！？

Q3. マスクを購入した理由として当てはまるものを全て選択してください　n＝318（複数回答）

アンケート回答者にマスクを購入した理由を複数回答形式の質問で訊いたところ、「新型コロナウィルス対策のため」を選択した方は全体の71.7％となりました。新型コロナウィルスの影響でマスクが品薄状態になっていることは疑わざる事実ですが、実はその一方で、新型コロナウィルスと関係ない理由でマスクを購入している方がおよそ3割いることになります。

○「その他」を選択した方の具体的なコメント（一部）

マスクがコロナウィルス対策に「とても有効」と思っているのは2割以下！？

Q9. マスクの着用は新型コロナウィルス対策に有効だと思いますか？　n＝318（単一回答）

マスクを購入した318人の一般消費者にマスクの着用が新型コロナウィルス対策に有効だと思うか訊いたところ、「とても有効だと思う」を選択した方は全体の16.0％となりました。最も選択されていたのは「ある程度有効だと思う」（77.7％）で、さらに「有効だとは思わない」を選択していた方も6.3％いたため、大半の方はマスクを購入しながらも、マスクの着用だけで新型コロナウィルス対策になるとは思っていないようです。

マスク購入者の生の声

この時期にマスクを購入した方は、新型コロナウィルス問題についてどのようなことを思っているのでしょうか？　アンケート回答者の方たちに「新型コロナウィルス問題に対する考え」について自由に書いてもらいましたので、最後にその回答の一部をご紹介します。

上記のコメントついては、いずれも調査期間中にマスクを実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「新型コロナウィルス問題に対する考え」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のダウンロードフォームからローデータをダウンロードしてみてください。

今回の調査では、マスク消費者の「消費者インサイト」を発掘するために以下のような質問もしています。

上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりローデータをダウンロードしてみてください。

※各ユーザーの属性情報（婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど）もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせください。
日々、CODEでは登録会員数約140万人超（2020年2月末現在）の購買データをシングルソースで収集しております。

＜調査概要＞
・調査期間：2020/3/16(月)～2020/3/23(月)
・エリア ：全国
・対象者 ：10~70代の男女
・有効回答サンプル数：318サンプル
・調査手法：バーコードリサーチ（確実な購買データに基づく最速アンケート）