今回「消費者インサイト研究所」が注目した商品は、日本のパクチーブームが続いているなかで2017年2月13日にエスビー食品株式会社から発売された「きざみパクチー」です。「きざみパクチー」は、外食・中食を中心としたパクチーブームを食卓でも加速させることを目指して開発された新商品で、粗く刻んだパクチーとライムや魚醤の風味がほんのり香る、素材感のあるパクチーペーストとなっています。
自然購入者への最速アンケート(CODE(コード))では、消費者の購入履歴を追って「クエスト」をターゲットに投げかけることができます。その機能を活かして今回は「きざみパクチー」の購入履歴がある方にCODEのクエストを投げかけ、リピーター限定の「きざみパクチー」の反響調査を実施しました。
今回もここでしか見られない情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
Q1. パクチー(の風味)がどのくらい好きですか?(単一回答)
ものすごく好き | 6人 |
どちらかといえば好き | 4人 |
どちらでもない | 0人 |
どちらかといえば嫌い | 0人 |
ものすごく嫌い | 0人 |
まずは「きざみパクチー」の購入者がみな「パクチー好き」なのかを調べるために訊いたこちらの質問です。パクチーとその風味がどのくらい好きかについては、「ものすごく好き」が最も多くなりました。パクチーは好き嫌いが分かれやすい食べ物の代表格ともいえますが、「きざみパクチーの購入者」と「パクチー好き」はほぼイコールと考えていいようです。
Q3. この商品の満足度を教えてください!(単一回答)
ものすごく好き | 3人 |
どちらかといえば好き | 7人 |
どちらでもない | 0人 |
どちらかといえば嫌い | 0人 |
ものすごく嫌い | 0人 |
「きざみパクチー」の満足度については、「どちらかといえば好き」が最も多くなりました。今回は「きざみパクチー」の購入履歴がある方(リピーター)を対象にアンケートを実施しているわけですが、全員が「ものすごく好き」と回答するまではいかなかったようです。ちなみにこの質問で「ものすごく好き」と回答した3人は、全員がQ1でも「ものすごく好き」と回答していました。
CODEでは、ユーザーに商品を使用しているところを撮影してもらい、その画像を集めて消費者のリアルな使用状況を調べたりすることもできます。以下の画像は「きざみパクチー」を購入したCODEユーザーの方たちが撮影してくれた、「きざみパクチー」を使用した料理の写真です。
3名の方が豆腐(冷奴)に「きざみパクチー」をかけた写真を送ってくれましたが、それ以外の方の使用方法は、炒め物やチャーハン、ポテトフライ、みそ汁、カップ焼きそばなど多岐に渡っていました。
エスビー食品は自社サイトにパクチー商品専用のページを設け、そこでさまざまなパクチーアレンジ料理の提案をしています。パクチー使用商品や香辛料・調味料系の商品を販売する際には、その商品にどんな活用方法があるのか販売者側から積極的に提案していくことも重要なのでしょう。
Q4. この商品の良い点はどこですか?(複数回答)
味・香りのリアルさ | 7人 |
チューブであること(使い勝手のよさ) | 7人 |
値段の安さ | 4人 |
味・香りの濃さ | 3人 |
パッケージのデザイン | 2人 |
食感 | 0人 |
「きざみパクチー」の良い点については、「味・香りのリアルさ」と「チューブであること(使い勝手のよさ)」が最も多くなりました。今までのパクチー関連商品に比べて値段が安く設定されているためか、「値段の安さ」を選んだ方も少なくありません。なかには「きざみパクチー」をとても気に入ったようで、「食感」以外のすべての項目を選んでいた女性の方もいました。
では反対に、改善すべき点は何かあるのでしょうか。アンケート回答者の方たちに「きざみパクチー」の改善点について伺ったところ、「特にない」と答えた方がいた一方で、このような意見も挙がっていました。
このように改善点の内容はさまざまでしたが、特に多かったのは「パクチー感が足りない」という旨の意見でした。今後パクチーを使った商品を開発する際には、「いかにパクチーの味と風味を残すか」という点を重要課題にしつつ開発を進めていくことが大事なのかもしれないですね。
各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりダウンロードしてみてください。
<調査概要>
・調査期間:6月23日(金)~7月26日(水)
・エリア :全国
・対象者 :CODEユーザーの30~40代の男女
・有効回答サンプル数:10サンプル
・調査手法:自然購入者への最速アンケート(CODE(コード))