今回「消費者インサイト研究所」では、CODE(コード)を活用したバーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「焼酎の購入に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、JICFSの「焼酎(甲類)(乙類)」カテゴリに含まれる商品を12/16~18の3日間に自然購入した309人の一般消費者で、「人気ランキング」の集計はもちろんのこと、購入直後に購入時の記憶が鮮明な状態で「購入する焼酎を選ぶ際に重視しているところ」や「メーカーに対するご意見・ご要望」などの質問にも回答してもらっています。
今回も、消費者の購買行動の奥底にある本音(消費者インサイト)を知る上で役に立つ情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
今回のアンケート回答者が購入した焼酎をメーカー別・ブランド別で集計したところ、その人気ランキングは以下のようになりました。
○メーカー別ランキングベスト10(n=309)
メーカー名 |
購入者数 | |
1位 | 宝酒造 | 42人 |
2位 | 三和酒類 | 39人 |
3位 | 霧島酒造 | 35人 |
4位 | サントリー | 23人 |
5位 | 福徳長酒類 | 22人 |
5位 | 合同酒精 | 22人 |
7位 | サッポロ | 11人 |
8位 | 若松酒造 | 7人 |
8位 | 宗政酒造 | 7人 |
8位 | 本坊酒造 | 7人 |
― | その他のメーカー(メーカー不明含む) | 94人 |
メーカー別では、「宝酒造」が309人中42人に購入されて1位となりました。次いで2位には「三和酒類」(39人)、3位には「霧島酒造」(35人)がそれぞれランクインしていたのですが、その購入者数の差は僅か(10人未満)しかありませんでした。
○ブランド別ランキングベスト10(n=309)
ブランド名 | メーカー |
購入者数 | |
1位 | 宝焼酎 | 宝酒造 | 39人 |
1位 | いいちこ | 三和酒類 | 39人 |
3位 | 黒霧島 | 霧島酒造 | 22人 |
4位 | 博多の華 | 福徳長酒類 | 17人 |
5位 | 鏡月 | サントリー | 14人 |
6位 | こくいも | サッポロ | 9人 |
7位 | 白霧島 | 霧島酒造 | 8人 |
7位 | むぎのか | サントリー | 8人 |
9位 | のんのこ | 政宗酒造 | 7人 |
10位 | すごいも | 合同酒精 | 6人 |
10位 | 二階堂 | 二階堂酒造 | 6人 |
― | その他のブランド | ― | 134人 |
ブランド別では、宝酒造の「宝焼酎」と三和酒類の「いいちこ」が39人に購入されて1位となりました。また、なかには2つのブランドがランクインしていたメーカーもあり、霧島酒造は「黒霧島」(3位・22人)と「白霧島」(7位・8人)が、サントリーは「鏡月」(5位・14人)と「むぎのか」(7位・8人)がそれぞれベスト10以内にランクインしていました。
Q6. あなたは購入する焼酎を選ぶ際にどんなところを重視していますか?当てはまるものを全て選択してください n=309(複数回答)
価格の安さ | 155人 | 50.2% |
種類(米焼酎、芋焼酎など) | 127人 | 41.1% |
アルコール度数 | 98人 | 31.7% |
メーカー・ブランド | 90人 | 29.1% |
内容量(ボトルの大きさ) | 58人 | 18.8% |
辛口であること | 45人 | 14.6% |
商品名 | 41人 | 13.3% |
産地 | 31人 | 10.0% |
甘口であること | 11人 | 3.6% |
ラベルのデザイン | 8人 | 2.6% |
賞味期限・消費期限 | 8人 | 2.6% |
高級感 | 7人 | 2.3% |
ボトルの形 | 7人 | 2.3% |
アレルギー表示 | 5人 | 1.6% |
他にも重視しているポイントがある | 23人 | 7.4% |
購入する焼酎を選ぶ際に重視しているところについては、「価格の安さ」が50.2%と最も多くなりました。一方で「高級感」については全体の2.3%の方にしか選択されていなかったため、高級な焼酎を購入して飲みたいと思っている消費者の方は、実はかなり少ないようです。
ちなみに「メーカー・ブランド」は全体の29.1%の方に選択されていたのですが、こちらを選択した90人の方に最も購入されていた焼酎のブランドは、宝酒造の「宝焼酎」(13/90人)でした。
○「他にも重視しているポイントがある」を選択した方の具体的なコメント(一部)
日本の消費者は、市販の焼酎に対して普段どんなことを思っているのでしょうか? 最後に、アンケート回答者の方たちから戴いた「市販の焼酎に対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントの一部をご紹介します。
○好意的なコメント
○やや厳しいコメント
○メーカーへの意見・要望
○その他のコメント
上記のコメントついては、いずれも調査期間中に焼酎を実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「市販の焼酎に対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のダウンロードフォームからローデータをダウンロードしてみてください。
今回の調査では、焼酎消費者の「消費者インサイト」を発掘するために以下のような質問もしています。
Q1. 普段どれくらいの頻度で焼酎を飲んでいますか?
Q2. この商品を購入した理由として当てはまるものを全て選択してください
Q4. 以下の焼酎の種類のなかから、あなたが最も好きなもの(一番飲んでいるもの)を選択してください
上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりローデータをダウンロードしてみてください。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせください。
日々、CODEでは登録会員数約130万人超(2019年12月末現在)の購買データをシングルソースで収集しております。
<調査概要>
・調査期間:2019/12/16(月)~2019/12/18(水)
・エリア :全国
・対象者 :10~70代の男女
・有効回答サンプル数:309サンプル
・調査手法:バーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)