今回「消費者インサイト研究所」では、CODE(コード)を活用したバーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「おにぎりの購入に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、2018年5月上旬におにぎりを自然購入した98人の一般消費者で、「好きなおにぎりの種類」や「おにぎりを食べる場所」といった基本的な質問はもちろんのこと、「おにぎりの選び方のスタイル」や「密かに食べたいと思っている具材・種類」といった他のアンケートでは訊いてなさそうな質問にも回答をしてもらっています。
今回もここでしか見られない情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
Q1. あなたはどんなおにぎりが好きですか?以下の具材や種類のなかから当てはまるものをすべて選択してください n=98(複数回答)

| 鮭 | 52人 | 53.1% |
| ツナマヨネーズ | 50人 | 51.0% |
| 明太子 | 48人 | 49.0% |
| 炊き込みご飯 | 40人 | 40.8% |
| たらこ | 35人 | 35.7% |
| 梅 | 35人 | 35.7% |
| いくら | 35人 | 35.7% |
| 焼肉 | 34人 | 34.7% |
| 天むす | 34人 | 34.7% |
| 高菜 | 33人 | 33.7% |
| チャーハン | 31人 | 31.6% |
| 焼きおにぎり | 28人 | 28.6% |
| 昆布 | 27人 | 27.6% |
| 赤飯 | 24人 | 24.5% |
| 鶏そぼろ | 23人 | 23.5% |
| 具なし(塩むすび) | 23人 | 23.5% |
| おかか | 18人 | 18.4% |
| その他 | 10人 | 10.4% |
まずは好きなおにぎりの具材や種類についての質問ですが、結果は「鮭」が53.1%と最も多くなりました。ただし、この結果を年代別に分けて見てみると、10~20代では「鮭」、30代では「炊き込みご飯」、40代では「ツナマヨ」、50代では「炊き込みご飯」がそれぞれ1位となっていたため、好きなおにぎりの具材や種類は世代によって多少の違いがあるようです。
また意外なことに「おかか」は「具なし(塩むすび)」よりも人気が無く、この質問で用意した「その他」を除く選択肢のなかでは最下位となっていました。
○「その他」と回答した方の具体的な内容(一部)
Q3. 購入したおにぎりはどこで食べることが多いですか?当てはまるものをすべて選択してください n=98(複数回答)

| 自宅 | 64人 | 65.3% |
| オフィス(職場) | 40人 | 40.8% |
| 乗り物の中(車・新幹線など) | 31人 | 31.6% |
| 屋外(公園・レジャー施設など) | 22人 | 22.4% |
| 学校 | 6人 | 6.1% |
| その他 | 5人 | 5.1% |
購入したおにぎりをどこで食べることが多いかについては、「自宅」が65.3%と最も多くなりました。CODE(コード)を活用したバーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)では、各回答者の「職種」も調べることができるのですが、「自宅」についてはほとんどの職種で過半数の方が選択をしていたため、店舗で購入したおにぎりを自宅で食べることが習慣になっている方は意外と多いようです。
ちなみに、いくつかある職種のなかで唯一「自宅」を選択していた人が少なかったのは「学生」の方たちで、今回のアンケートに協力してくれた学生8人のなかで「自宅」を選択していたのは1人だけでした。
○「その他」と回答した方の具体的な内容(一部)
Q5. あなたがおにぎりを購入する際に重視していることは何ですか?当てはまるものをすべて選択してください n=98(複数回答)

| 具材 | 76人 | 77.6% |
| 値段 | 67人 | 68.4% |
| 海苔の種類(しっとり・パリパリなど) | 33人 | 33.7% |
| 大きさ | 22人 | 22.4% |
| 賞味期限・消費期限 | 20人 | 20.4% |
| 添加物の有無 | 15人 | 15.3% |
| お米のブランド | 12人 | 12.2% |
| 形(丸型・三角など) | 8人 | 8.2% |
| カロリー | 4人 | 4.1% |
| その他 | 1人 | 1.0% |
おにぎりを購入する際に重視していることについては、「具材」が77.6%と最も多くなりました。2番目に多かった「値段」も68.4%と全体の2/3以上の方に選択されており、3位の「海苔の種類(しっとり・パリパリなど)」以下を大きく離していたため、消費者の大半はおにぎりを選ぶ際に「具材」と「値段」の2点を重視していると考えていいでしょう。
ちなみに「お米のブランド」については選択していた人数こそ12人と少なかったですが、そのうちの11人が30歳以上の方でした。おにぎりの購入者のなかには、年齢を重ねるにつれて使われているお米のブランドを気にするようになってくる方もいるようです。
○「その他」と回答した方の具体的な内容
Q7. あなたがおにぎりと一緒に買うことが多い商品はどれですか?当てはまるものをすべて選択してください n=98(複数回答)

| お茶(緑茶) | 55人 | 56.1% |
| ジュース | 18人 | 18.4% |
| コーヒー | 12人 | 12.2% |
| ミネラルウォーター | 9人 | 9.2% |
| 紅茶 | 4人 | 4.1% |
| アルコール飲料 | 4人 | 4.1% |
| カップ麺 | 26人 | 26.5% |
| お惣菜(おかず) | 26人 | 26.5% |
| パン・サンドイッチ | 19人 | 19.4% |
| サラダ | 15人 | 15.3% |
| みそ汁 | 13人 | 13.3% |
| スープ類 | 11人 | 11.2% |
| その他 | 5人 | 5.1% |
おにぎりと一緒に購入することが多い商品については、「お茶(緑茶)」が56.1%と最も多くなりました。飲み物のなかでは2番目に多かった「ジュース」(18.4%)と大きく差をつけていたため、消費者の方たちのなかではどうやら「おにぎりに合う飲み物といえばお茶」という考えが広く浸透しているようです。
一方、食べ物のなかでは「カップ麺」と「お惣菜(おかず)」がそれぞれ26.5%と最も多くの方に選択されていました。とはいえ、どちらも全体の1/4程度の方にしか選択されていなかったため、今のところ「おにぎりと一緒に食べるものといえば○○!」と呼べるほどの食べ物は存在していないようです。
○「その他」と回答した方の具体的な内容(一部)
今回の調査では、ほかにも以下のような質問をしています。
Q9. あなたのおにぎりの選び方のスタイルとして最も近いものを選んでください
上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記より詳細なデータをダウンロードしてみてください。どの流通チャネルで買っているのかも分かるので、流通別の人気ランキングも分かりますよ。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
<調査概要>
・調査期間:2018年5月9日(水)~2018年5月17日(木)
・エリア :全国
・対象者 :10~50代の男女
・有効回答サンプル数:98サンプル
・調査手法:バーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)