今回「消費者インサイト研究所」では、CODE(コード)を活用したバーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「日本茶(茶葉)の購入に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、JICFSの「日本茶」カテゴリに含まれる商品を4/23~5/7の15日間に自然購入した308人の一般消費者で、「人気ランキング」の集計はもちろんのこと、購入直後に購入時の記憶が鮮明な状態で「購入する日本茶を選ぶ際に重視しているところ」や「メーカーに対するご意見・ご要望」などの質問にも回答してもらっています。
今回も、消費者の購買行動の奥底にある本音(消費者インサイト)を知る上で役に立つ情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
今回のアンケート回答者が購入した日本茶をメーカー別・シリーズ別で集計したところ、その人気ランキングは以下のようになりました。
○メーカー別ランキングベスト10(n=308)
メーカー名 |
購入者数 | |
1位 | 伊藤園 | 130人 |
2位 | AGF | 26人 |
3位 | ネスレ | 21人 |
4位 | 山城物産 | 12人 |
5位 | 丸幸 | 7人 |
5位 | JA京都茶 | 7人 |
7位 | 国太楼 | 6人 |
8位 | 寿老園 | 5人 |
8位 | 宇治の露製茶 | 5人 |
8位 | 大井川茶園 | 5人 |
8位 | 筑邦製茶 | 5人 |
- | その他のメーカー | 79人 |
メーカー別では、茶飲料部門最大手の「伊藤園」が308人中130人の方に購入されて1位となりました。次いで2位には「AGF」(26人)、3位には「ネスレ」(21人)がそれぞれランクインしていたのですが、こちらはインスタントコーヒーの抹茶ラテやほうじ茶ラテなどもJICFSの「日本茶」カテゴリの商品として含まれていたため、このような結果となっています。
○シリーズ別ランキングベスト10(n=308)
シリーズ名 | メーカー |
購入者数 | |
1位 | お~いお茶 | 伊藤園 | 56人 |
2位 | ワンポット | 伊藤園 | 41人 |
3位 | ブレンディ | AGF | 25人 |
4位 | 香るまろやか | ネスレ | 13人 |
5位 | 贅沢抹茶 | ネスレ | 8人 |
6位 | 抹茶入り玄米茶 | 伊藤園 | 7人 |
7位 | ホームサイズ | 伊藤園 | 5人 |
7位 | お~い抹茶 | 伊藤園 | 5人 |
9位 | ベストプライス | イオントップバリュ | 4人 |
9位 | 昔の麦茶 | 富士食糧 | 4人 |
― | その他のシリーズ | ― | 140人 |
シリーズ別では、伊藤園の「お~いお茶」が308人中56人の方に購入されて1位となりました。伊藤園のシリーズは他にも「ワンポット」など計5シリーズがベスト10以内にランクインしており、AGFやネスレのシリーズを除けば1社だけで上位を独占していることになります。
Q6. あなたは購入する日本茶を選ぶ際にどんなところを重視していますか?当てはまるものを全て選択してください n=308(複数回答)
種類(緑茶・ほうじ茶など) | 175人 | 56.8% |
価格の安さ | 137人 | 44.5% |
国産かどうか | 117人 | 38.0% |
香り | 81人 | 26.3% |
メーカー・ブランド | 80人 | 26.0% |
内容量(グラム数) | 80人 | 26.0% |
淹れたときの濃さ | 57人 | 18.5% |
賞味期限・消費期限 | 34人 | 11.0% |
パッケージデザイン | 18人 | 5.8% |
高級感 | 10人 | 3.2% |
一番茶であること | 7人 | 2.3% |
若茎入りであること | 1人 | 0.3% |
他にも重視しているポイントがある | 11人 | 3.6% |
購入する日本茶を選ぶ際に重視しているところについては、「種類(緑茶・ほうじ茶など)」が56.8%と最も多くなりました。今回はJICFSの「日本茶」カテゴリに含まれる商品の購入者を対象にアンケート調査を実施したのですが、「国産かどうか」を選択していた方は38.0%と全回答者の4割程度となっています。
ちなみに、「メーカー・ブランド」は全体の26.0%の方に選択されていたのですが、こちらを選択した80人の方に最も購入されていた日本茶のシリーズは、伊藤園の「お~いお茶」(22/80人)でした。
○「他にも重視しているポイントがある」を選択した方の具体的なコメント(一部)
日本の消費者は、市販の日本茶に対して普段どんなことを思っているのでしょうか? 最後に、アンケート回答者の方たちから戴いた「市販の日本茶に対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントの一部をご紹介します。
○好意的なコメント
○やや厳しいコメント
○メーカーへの意見・要望
○その他のコメント
上記のコメントついては、いずれも調査期間中に日本茶を実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「市販の日本茶に対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のダウンロードフォームからローデータをダウンロードしてみてください。
今回の調査では、日本茶消費者の「消費者インサイト」を発掘するために以下のような質問もしています。
Q1. 普段どれくらいの頻度で日本茶を飲んでいますか?
Q2. この商品を購入した理由として当てはまるものを全て選択してください
Q4. あなたはどんな時に日本茶を飲みたくなりますか?当てはまるものを全て選択してください
上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりローデータをダウンロードしてみてください。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせください。
日々、CODEでは登録会員数約100万人(2019年4月末現在)の購買データをシングルソースで収集しております。
<調査概要>
・調査期間:2019/4/23(火)~2019/5/7(火)
・エリア :全国
・対象者 :10~70代の男女
・有効回答サンプル数:308サンプル
・調査手法:バーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)