今回「消費者インサイト研究所」では、CODE(コード)を活用したバーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「インスタントコーヒーの購入に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、JICFSの「インスタントコーヒー」カテゴリに含まれる商品を5/13~19の7日間に自然購入した313人の一般消費者で、「人気ランキング」の集計はもちろんのこと、購入直後に購入時の記憶が鮮明な状態で「購入するインスタントコーヒーを選ぶ際に重視しているところ」や「メーカーに対するご意見・ご要望」などの質問にも回答してもらっています。
今回も、消費者の購買行動の奥底にある本音(消費者インサイト)を知る上で役に立つ情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
今回のアンケート回答者が購入したインスタントコーヒーをメーカー別・商品別で集計したところ、その人気ランキングは以下のようになりました。
○メーカー別ランキングベスト10(n=313)
メーカー名 |
購入者数 | |
1位 | ネスレ | 130人 |
2位 | AGF | 97人 |
3位 | サントリー | 35人 |
4位 | UCC | 23人 |
5位 | キーコーヒー | 5人 |
5位 | コカ・コーラ | 5人 |
7位 | 大島食品工業 | 4人 |
8位 | 朝日商事 | 3人 |
8位 | クライス | 3人 |
10位 | アサヒ | 2人 |
10位 | 和光堂 | 2人 |
- | その他のメーカー | 4人 |
メーカー別では、「ネスカフェ」を販売する「ネスレ」が313人中130人の方に購入されて1位となりました。2位には「ブレンディ」などを販売する「AGF」が97人の方に購入されてランクインしており、これら上位2社で購入者全体の7割以上を占める結果となっています。
○シリーズ別ランキングベスト10(n=313)
シリーズ名 | メーカー |
購入者数 | |
1位 | ネスカフェ | ネスレ | 130人 |
2位 | ブレンディ | AGF | 64人 |
3位 | ボスラテベース | サントリー | 35人 |
4位 | マキシム | AGF | 18人 |
5位 | ザ・ブレンド | UCC | 17人 |
6位 | カフェラトリー | AGF | 10人 |
7位 | ミルメークコーヒー | 大島食品工業 | 4人 |
7位 | Gヨーロピアンコーヒー | コカ・コーラ | 4人 |
9位 | 贅沢な珈琲店 | AGF | 3人 |
9位 | 職人の珈琲 | UCC | 3人 |
9位 | ライジング | 朝日商事 | 3人 |
9位 | スペシャルブレンド | キーコーヒー | 3人 |
9位 | カフェインカットのおいしいコーヒー | クライス | 3人 |
― | その他のシリーズ | ― | 16人 |
シリーズ別では、ネスレの「ネスカフェ」が313人中130人の方に購入されて1位となりました。2位にはAGFの「ブレンディ」が64人の方に購入されてランクインしていたのですが、その購入者数は「ネスカフェ」と2倍以上の差がありました。
ちなみに「ネスカフェ」のなかには上級ブランドである「ゴールドブレンド」の商品も含まれているのですが、「ネスカフェ」を購入した130人中「ゴールドブレンド」の商品を購入していた方は68人いました。
Q6. あなたは購入するインスタントコーヒーを選ぶ際にどんなところを重視していますか?当てはまるものを全て選択してください n=313(複数回答)
価格の安さ | 152人 | 48.6% |
メーカー・ブランド | 135人 | 43.1% |
内容量 | 90人 | 28.8% |
ブラックであること | 57人 | 18.2% |
ミルク入りであること | 35人 | 11.2% |
砂糖入りであること | 32人 | 10.2% |
国産であること | 28人 | 8.9% |
賞味期限・消費期限 | 25人 | 8.0% |
パッケージデザイン | 21人 | 6.7% |
コーヒー豆の産地 | 15人 | 4.8% |
高級感 | 11人 | 3.5% |
フリーズドライ製法であること | 4人 | 1.3% |
スプレードライ製法であること | 2人 | 0.6% |
マグロマート製法であること | 1人 | 0.3% |
アレルギー表示 | 1人 | 0.3% |
他にも重視しているポイントがある | 32人 | 10.2% |
購入するインスタントコーヒーを選ぶ際に重視しているところについては、「価格の安さ」が48.6%と最も多くなりました。一方で「高級感」については全体の3.5%の方にしか選択されていなかったため、どうやら日本のインスタントコーヒー消費者の多くは、「質」よりも「量」を重視して購入するインスタントコーヒーを選んでいるようです。
ちなみに、2番目に多くの方に選択されていたのは「メーカー・ブランド」だったのですが、こちらを選択した135人の方に最も購入されていたインスタントコーヒーのメーカーは、ネスレ(66/135人)でした。
○「他にも重視しているポイントがある」を選択した方の具体的なコメント(一部)
日本の消費者は、市販のインスタントコーヒーに対して普段どんなことを思っているのでしょうか? 最後に、アンケート回答者の方たちから戴いた「市販のインスタントコーヒーに対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントの一部をご紹介します。
○好意的なコメント
○やや厳しいコメント
○メーカーへの意見・要望
○その他のコメント
上記のコメントついては、いずれも調査期間中にインスタントコーヒーを実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「市販のインスタントコーヒーに対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のダウンロードフォームからローデータをダウンロードしてみてください。
今回の調査では、インスタントコーヒー消費者の「消費者インサイト」を発掘するために以下のような質問もしています。
Q1. 普段どれくらいの頻度でコーヒーを飲んでいますか?
Q2. この商品を購入した理由として当てはまるものを全て選択してください
Q4. あなたはどんな時にコーヒーを飲みたくなりますか?当てはまるものを全て選択してください
上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりローデータをダウンロードしてみてください。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせください。
日々、CODEでは登録会員数約100万人(2019年4月末現在)の購買データをシングルソースで収集しております。
<調査概要>
・調査期間:2019/5/13(月)~2019/5/19(日)
・エリア :全国
・対象者 :10~70代の男女
・有効回答サンプル数:313サンプル
・調査手法:バーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)