2017年10月24日、キリンビバレッジ株式会社は「キリン 午後の紅茶 アップルティーソーダ 赤リンゴ&青リンゴ」(以降「午後の紅茶 アップルティーソーダ」)の発売を開始しました。「午後の紅茶 アップルティーソーダ」は、同社が2014年から毎年秋~冬にかけての時期に期間限定で販売しているペットボトル飲料のことで、全4種類あるパッケージにそれぞれ人気のディズニーキャラクターがプリントされている、「選ぶ楽しさ」や「集める楽しさ」も味わえる人気商品となっています。では、消費者はそんな「午後の紅茶 アップルティーソーダ」の2017年版をどのような理由で購入し、また購入者の何割くらいがその味やパッケージデザインに満足をしたのでしょうか?
そこで今回はCODE(コード)を活用したバーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「午後の紅茶 アップルティーソーダ」を自然に購入したユーザーを対象に反響調査を実施しました。今回もここでしか見られない情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
Q1. 普段どれくらいの頻度で「午後の紅茶」シリーズを購入していますか? n=100(単一回答)
毎日 | 1人 | 1.0% |
2~3日に1回 | 13人 | 13.0% |
1週間に1回 | 18人 | 18.0% |
2~3週間に1回 | 16人 | 16.0% |
1ヵ月に1回 | 23人 | 23.0% |
2~3ヵ月に1回 | 23人 | 23.0% |
半年に1回 | 4人 | 4.0% |
1年に1回 | 0人 | 0.0% |
ほとんど買ったことがない | 2人 | 2.0% |
普段どれくらいの頻度で「午後の紅茶」シリーズを購入しているかについては、「1ヵ月に1回」と「2~3ヵ月に1回」がそれぞれ2割を超えて最も多くなりました。「1ヵ月に1回」以上のペースで購入している方が7割以上、「1週間に1回」以上のペースで購入している方でも3割以上おり、いかに「午後の紅茶」シリーズに固定ファンが多いのかが分かる結果となっています。
Q2. 「午後の紅茶 アップルティーソーダ」を購入した理由として当てはまるものをすべて選択してください n=100(複数回答)
美味しそうだと思ったから | 56人 | 56.0% |
新商品だったから | 51人 | 51.0% |
ディズニーのパッケージデザインに惹かれて | 30人 | 30.0% |
リンゴ味が好きだから | 27人 | 27.0% |
期間限定商品だったから | 27人 | 27.0% |
安かったから | 9人 | 9.0% |
その他 | 7人 | 7.0% |
たまたま喉が渇いていたから | 3人 | 3.0% |
内容量がちょうど良かったから | 0人 | 0.0% |
「午後の紅茶 アップルティーソーダ」を購入した理由については、「美味しそうだと思ったから」が5割を超えて最も多くなりました。「美味しそうだと思ったから」と「新商品だったから」のふたつを選択した方が特に多かったため、購入者の多くは「アップルティーソーダ」という新しいフレーバーがどんな味なのかが気になって購買行動を起こしたようです。
ちなみにQ1で「ほとんど買ったことがない」と回答した2名の方は、どちらもこの質問で「ディズニーのパッケージデザインに惹かれて」を選択し、なおかつ「美味しそうだと思ったから」を選択していなかったため、あまり「アップルティーソーダ」の味には興味を持っていなかったのではないかと思われます。
Q4. この商品には4種類のデザインがありますが、今回購入した商品で何種類のデザインが集まりましたか? n=100(単一回答)
1種類(初めてこの商品を買った) | 76人 | 76.0% |
2種類 | 14人 | 14.0% |
3種類 | 6人 | 6.0% |
今回で全種類集めた | 4人 | 4.0% |
今回の購入の前に全種類集まっていた | 0人 | 0.0% |
パッケージデザインの異なる「午後の紅茶 アップルティーソーダ」を今回の購入で何種類集めたかについては、「1種類(初めてこの商品を買った)」が7割を超えて最も多くなりました。今回のアンケート調査は発売開始とほぼ同時に実施したため初めて購入した方が多かったのは当然ではあるのですが、この時点で「今回で全種類集めた」と回答した方がいたのには驚きです。おそらくこの記事が公開されている頃には、もっと多くの方が全種類のパッケージデザインを集めていることでしょう。
ちなみに「2種類」「3種類」「今回で全種類集めた」と回答した計24人のうち、Q2で「ディズニーのパッケージデザインに惹かれて」を選択していたのは10人でした。
Q5. 「午後の紅茶 アップルティーソーダ」の総合的な満足度を教えてください n=100(単一回答)
とても満足した | 46人 | 46.0% |
まあまあ満足した | 47人 | 47.0% |
なんともいえない | 3人 | 3.0% |
あまり満足できなかった | 1人 | 1.0% |
まったく満足できなかった | 3人 | 3.0% |
「午後の紅茶 アップルティーソーダ」にどれくらい満足したかについては、「まあまあ満足した」が4割を超えて最も多くなりました。「とても満足した」と回答した方も同じくらい多く、「まあまあ満足した」と合わせるとその割合は9割を超えるため、「午後の紅茶 アップルティーソーダ」の商品としての完成度はかなり高いといえるでしょう。
また「午後の紅茶 アップルティーソーダ」の満足度と「午後の紅茶」シリーズの購入頻度には相関関係があるようで、「なんともいえない」「あまり満足できなかった」「まったく満足できなかった」と回答した計7人のなかで、「午後の紅茶」シリーズを週に1回以上のペースで購入していた方はひとりもいませんでした。
これまでにディズニーは「午後の紅茶」以外にも、お菓子やカップラーメン、カレーといったさまざまな飲食品とのコラボレーションをしてきましたが、消費者の方たちはこういったディズニーデザインの飲食品のことをどのように思っているのでしょうか?
最後に、アンケート回答者の方たちから頂いた「ディズニーデザインの飲食品」に対するご意見・ご感想を、「午後の紅茶 アップルティーソーダ」の満足度別にご紹介します。
○とても満足した
○まあまあ満足した
○なんともいえない
○あまり満足できなかった
○まったく満足できなかった
このようにアンケート回答者の方たちからさまざまなご意見・ご感想を頂いたのですが、Q5で「とても満足した」と回答したにも関わらず「どうでもいい」とコメントした方がいたり、「まったく満足できなかった」と回答したにも関わらず「全部制覇したい!」とコメントした方がいたりしたため、どうやら一部の消費者のなかでは「商品としての満足度」と「ディズニーデザインへの印象」はまったくの別物として考えられているようでした。
人気キャラクターをパッケージデザインに取り入れるのはセールス方法としてはとても有効かと思いますが、せっかくなら購入したすべての方に美味しさでも満足してもらえるようにしたいものですね。
今回のその他の調査内容は以下の通りです。
こちらは「計4種類あるパッケージデザインの人気に偏りはあったのか?」、また「あるとしたらどれくらいの差があるのか?」を知るために訊いた質問となっています。上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記より詳細なデータをダウンロードしてみてください。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
<調査概要>
・調査期間:2017年10月26日(木)~10月31日(火)
・エリア :全国
・対象者 :10~60代の男女
・有効回答サンプル数:100サンプル
・調査手法:バーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)