今回「消費者インサイト研究所」では、CODE(コード)を活用したバーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)を使って、「発泡酒の購入に関する実態調査」を実施しました。今回のアンケート調査に協力をしてくれたのは、JICFSの「発泡酒」カテゴリに含まれる商品を2/11~19の9日間に自然購入した317人の一般消費者で、「人気ランキング」の集計はもちろんのこと、購入直後に購入時の記憶が鮮明な状態で「購入する発泡酒を選ぶ際に重視しているところ」や「メーカーに対するご意見・ご要望」などの質問にも回答してもらっています。
今回も、消費者の購買行動の奥底にある本音(消費者インサイト)を知る上で役に立つ情報が満載となっていますので、業界関係者の方はぜひ最後まで目を通してみてください。
今回のアンケート回答者が購入した発泡酒をメーカー別・シリーズ別で集計したところ、その人気ランキングは以下のようになりました。
○メーカー別ランキング(n=317)
メーカー名 |
購入者数 | |
1位 | キリン | 220人 |
2位 | アサヒ | 82人 |
3位 | サッポロ | 9人 |
4位 | ヤッホーブルーイング | 3人 |
5位 | 網走ビール | 2人 |
6位 | 北海道麦酒醸造 | 1人 |
メーカー別では、「キリン」が317人中220人に購入されて1位となりました。次いで2位には「アサヒ」が82人に購入されてランクインしており、これら上位2社で購入者全体の95%以上を占めていました。
○シリーズ別ランキングベスト10(n=317)
シリーズ名 | メーカー |
購入者数 | |
1位 | 淡麗グリーンラベル | キリン | 107人 |
2位 | スタイルフリー<生> | アサヒ | 67人 |
3位 | 淡麗 極上 | キリン | 61人 |
4位 | 淡麗プラチナダブル | キリン | 43人 |
5位 | クリアモルト | キリン | 9人 |
6位 | スタイルフリーパーフェクト | アサヒ | 6人 |
6位 | 極ZERO | サッポロ | 6人 |
8位 | 本生 ドラフト | アサヒ | 3人 |
8位 | 本生 アクアブルー | アサヒ | 3人 |
8位 | 北海道生搾り | サッポロ | 3人 |
8位 | 水曜日のネコ | ヤッホーブルーイング | 3人 |
― | その他のシリーズ | ― | 6人 |
シリーズ別では、キリンの「淡麗グリーンラベル」が317人中107人に購入されて1位となりました。キリンのシリーズは他にも3位の「淡麗 極上」(61人)など計4シリーズがベスト5以内にランクインしており、日本の発泡酒市場において、いかに同社の商品が人気かということが分かる結果となりました。
Q7. あなたは購入する発泡酒を選ぶ際にどんなところを重視していますか?当てはまるものを全て選択してください n=317(複数回答)
糖質がカットされていること | 155人 | 48.9% |
価格の安さ | 146人 | 46.1% |
メーカー・ブランド | 119人 | 37.5% |
アルコール度数 | 59人 | 18.6% |
商品名 | 41人 | 12.9% |
辛口であること | 34人 | 10.7% |
内容量 | 26人 | 8.2% |
苦味強めであること | 19人 | 6.0% |
苦味弱めであること | 18人 | 5.7% |
高級感 | 9人 | 2.8% |
賞味期限・消費期限 | 4人 | 1.3% |
甘口であること | 4人 | 1.3% |
アレルギー表示 | 1人 | 0.3% |
他にも重視しているポイントがある | 17人 | 5.4% |
購入する発泡酒を選ぶ際に重視しているところについては、「糖質がカットされていること」が48.9%と最も多くなりました。「糖質がカットされていること」は「価格の安さ」(46.1%)よりもさらに多くの方に選択されていたため、メーカーにとっては発泡酒を開発するうえで最も重要視すべきポイントであるといえるかもしれません。
ちなみに「メーカー・ブランド」は37.5%と3番目に多くの方に選択されていたのですが、こちらを選択した119人に最も購入されていたメーカーはキリン(84/119人)でした。
○「他にも重視しているポイントがある」を選択した方の具体的なコメント(一部)
日本の消費者は、市販の発泡酒に対して普段どんなことを思っているのでしょうか? 最後に、アンケート回答者の方たちから戴いた「市販の発泡酒に対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントの一部をご紹介します。
○好意的なコメント
○やや厳しいコメント
○メーカーへの意見・要望
○その他のコメント
上記のコメントついては、いずれも調査期間中に発泡酒を実際に購入した方たちから戴いたコメントのほんの一部となっています。「市販の発泡酒に対して普段思っていること」や「メーカーに対するご意見・ご要望」についてのコメントはアンケート回答者全員から戴いていますので、すべてのコメントが見たいという方は、ぜひ下記のダウンロードフォームからローデータをダウンロードしてみてください。
今回の調査では、発泡酒消費者の「消費者インサイト」を発掘するために以下のような質問もしています。
Q1. 普段どれくらいの頻度で発泡酒を飲んでいますか?
Q2. この商品を購入した理由として当てはまるものを全て選択してください
Q4. あなたはビールと発泡酒のどちらが好きですか?
上記の質問の回答や各回答の詳しい内訳などが見たい方は、ぜひ下記よりローデータをダウンロードしてみてください。
※各ユーザーの属性情報(婚姻状況、世帯人数、同居している子供の人数、購入チャネルなど)もローデータで確認できます。
※今回対象となったユーザーの過去の購買履歴や今後の購買履歴が気になる企業の方はお問い合わせくださいき。
日々、CODEでは登録会員数約140万人超(2020年2月末現在)の購買データをシングルソースで収集しております。
<調査概要>
・調査期間:2020/2/11(火)~2020/2/19(水)
・エリア :全国
・対象者 :10~60代の男女
・有効回答サンプル数:317サンプル
・調査手法:バーコードリサーチ(確実な購買データに基づく最速アンケート)